今日の本 その2

樒/榁 (講談社ノベルス)

樒/榁 (講談社ノベルス)

殊能氏の本は『黒い仏』であまりのアンフェアさにキレて、金輪際読むつもりはなかった。
しかし、ただでさえ活字に飢えて新作家の発掘している私としては、
たかだか一冊の本で不読作家の烙印を押すのは勿体無い。
で、もう一冊読んだ。
薄い本だし、まあ軽く一冊と言う感じ。

悪くは無かった、2つの短編のセットなのだが
鏡の中は日曜日』を先に読んでしまったのである部分がネタバレ。
でも、『鏡の中は日曜日』を先に読んで正解だったかも。
もう一冊殊能氏の本を借りているので近々読むつもり。

黒い仏 (講談社文庫)
鏡の中は日曜日 (講談社文庫)


読了

『広島を壊滅させた男オッペンハイマー』読み終わった。
やっぱりと言うかなんと言うか、良くも悪くも欧米から見た歴史観かな。(著者は英国人)
伝記だからだろうけど、科学的説明に乏しい。
ちょっと寄り道しても原子分裂・融合について掘り下げて欲しかった。
一番印象に残ったのは翻訳者池澤氏のあとがき(笑)